2017年最後の登山に12月28日に行ってきました!
最初は屋久島の宮之浦岳の予定でしたが、積雪の情報を聞いて積雪キャンプ泊登山は今の自分に難易度的に難しいと思ったので雪山練習がてら雪山初心者向けに有名な北横岳に向かいました
北横岳は八ヶ岳連峰の北端部の山で今回は北八ヶ岳ロープウェイを使うお手軽日帰り登山です
車がノーマルタイヤで、チェーンを付けても慣れない雪道の運転は危なそうなので今回は茅野駅からのバスを使ってスタートします
夜に自宅を出発して、5時頃に茅野駅前のコインパーキングに無事に到着しました
途中の中央道も懸念していら積雪も無かったのでノーマルタイヤでもなんとか走れました
駐車場到着時の気温はー5℃で中々の寒さでした、始発のバスまで時間があるので車内でお湯を沸かして朝食を済ませます
ソロだと車内でも調理し易いのは良いですね
7時半になり空も明るくなってきました、バスチケット売り場の窓口も開いたので駐車場を出発します
茅野駅前にもほぼ積雪はありませんでした
バスチケット窓口は駅の向かいのビルの一階にあり、既に自分以外の登山者がチケットを購入していました
バス代は北八ヶ岳ロープウェイまで大人1人往復2200円です
チケット購入後停留所を探していたところ、警官の方に呼び止められました
話を聞くと前日の悪天候で八ヶ岳に入っていた夫婦が遭難したらしく、その関係で登山者に声かけしていたらしいです
今日の北八ヶ岳は天気予報も晴れでコースタイムも短く、安全マージンは十分取っていますが気を引き締めました
出発の2番停留所は窓口を出て直ぐ左にあり、予定通り7:50分発の茅野駅発の始発バスに乗り込みました
バスの中はガラガラで10人もいませんで登山者半分、地元っぽい人が半分でした
バスは町中の停留所を抜けてどんどん山道に入り、地元客はどんどん降りて乗客はほぼ登山者だけになりました
標高が上がると段々気温も下がってきたので出来る範囲でバスの中で身支度を済ませておきます
茅野駅から約1時間かけて、予定より5分早く8:45に北八ヶ岳ロープウェイ乗り場の停留所に到着しました
ロープウェイの乗り場の前の駐車場には既に沢山の車が駐車していましたがほぼスキーかボード客でした
駐車場は積雪していましたが凍結は無く残雪期用シューズでも問題なく歩けました
ロープウェイの始発は9時なのでトイレを済ませて、早速窓口で乗車券を購入します
ロープウェイの料金は往復1900円でした
山頂駅まで歩いて登る事も出来ますが時間と慣れない雪山なので今回はロープウェイでイージーモードで登ります
窓口横にある掲示板の情報によると天候は晴れで風速もそれほどありませんが、気温が-14℃とかなりの寒さのようです
乗り場には既に数人のボーダーや登山者が並んでいたので自分も後に続きます
予定より少し早く8:50始発のロープウェイに乗り込んで山頂駅を目指します
乗客は登山者半分、スキー&ボードが半分といったところ
登山者はスキー&ボード組からは視線を感じました(笑)
麓駅を出発して10分程で標高2223Mの山頂駅に到着!
ガスガスで景色はゼロです!!
茅野駅からの眺めで察していましたが、山頂駅付近から上は完全にガスに覆われていました
この時点で引き返すという選択肢もありましたが風は殆ど無かったので出発します
山頂駅の登山届は山頂駅の中にポストがありました
自分含めて他の登山者同士でアイゼンやウェアの準備をしながら、横目でお互いの装備チェックや出発タイミングを伺っているのが面白かったです(笑)
装備は10本爪アイゼンとピッケルを用意していましたが、先日購入したチェーンスパイクを試したかったのでチェーンスパイクとストックを装備しました
手袋はMILLETのDRY EDGEを購入しウェアも雪山用を用意出来れば良かったのですが、現状そこまで用意出来なかったので今回はストームクルーザーとレインスパッツで代用します
インナーも入れて基本は上4枚、下3枚で+上下1枚余裕を持ってザックに入れておきましたが使うことはありませんでした
顔は周りには防寒用のバラクラバと目の保護用にゴーグルを用意しましたがゴーグルは曇っていたので日差しも弱く必要ありませんでした
スタート直後の道の状態は積雪しているものの雪質が良く、凍結も無くて歩きやすかったです
降雪や風もそれ程ありませんでしたが案内板に霜が付いていました
山頂駅を出発して直ぐ急登がありますがそこを越えると直ぐに平野に出ました
晴れていればおそらく良い景色なんでしょうが50m先も分からない状態です
コースには既に誰かのラッセル跡があって、ルートガイドに柵もあるので沿って歩けば迷うことはありませんでした
暫く進むと左手に分岐点と案内板がありました、既に誰かが通ったらしく案内板に触れた形跡がありました
ぽつんと案内板があったので見落とす事は無いと思いますし、仮に見落としても坪庭をぐるっと回って山頂駅に戻るだけみたいです
分岐を左手に進むと若干の下りがありますが直ぐに登り返しました
完全に林間ルートに入っていきましたが、ルートが一目瞭然で道迷いの心配は無さそうです
道幅的に1人だと快適ですが、すれ違い地は少し気を付けないと谷側に滑落しそうでした
林道の木は完全に樹氷になっていて、平地では中々見れない不思議な景色でした
山頂駅を出発して35分で北横岳ヒュッテに到着しました、予定コースタイムの1時間と比べてかなり早く到着してしまいました
普段の自分はならコースタイム×0.9ぐらいの時間になることが多いので、今回は積雪を考慮して±0にはなると思っていましたが0.6倍になるのは予想外でした
煙突から煙が出ているので営業しているみたいでしたが、休憩するほど疲れてもいないので先を目指します
北横岳ヒュッテの看板をよーーく見ると小さく「狂」の文字が(笑)
調べてところ最近看板を新しくしたみたいでしたがこの「狂」の意味は分かりませんでした(゚∀゚)
北横岳ヒュッテの横に新しく見やすい看板がありましたが、こちらも先行する誰かが通った後みたいです
北横岳ヒュッテから直ぐ近くに七ツ池という場所があるみたいでしたが、
チラッと道を見た感じ積雪が多く、トレース後も見当たらないので無駄にリスクを取る必要もないのでスルーしました
山頂へのルートは北横岳ヒュッテの横を抜けて林道をさらに進みます
途中の林道も若干急な場所はありますが特にピッケル等必要な場所はありませんでした
ヒュッテの横を抜けて5分程度林道を歩くと一気に樹木が無くなりました
うっすらと青空が見えるもののまだガスが掛かったままです
しかし防風林が無くなった為一気に風が強くなり、体感風速10m/s近かったと思います
道が開けてからは直ぐに南峰(標高2472M)に到着しました
標識も完全に凍結しており、山頂はずっと風が強いみたいですね
南峰から西側の茅野市側を眺めますが相変わらずのガスで見えず(+_+)
一面樹氷で綺麗な雪景色なんですが遠くが見えないのが残念です
北側にあるはずの蓼科山方面もうっすらとしたシルエットしか分かりませんでした_( _´ω`)_
南峰からさらに5分程度殆ど高低差の無いルートを進むと北峰に到着しました
ほぼ同じタイミングで登頂した男性に記念写真を撮ってもらいましたが見えるはずの蓼科山は勿論見えず(´・ω・`)
とりあえず目的弛の北峰まで無事に到着する事が出来ました
状況によってチェーンスパイクとストックから、10本爪アイゼンやピッケルに交換するつもりでしたが特に問題ありませんでした
山頂駅が2223Mで北峰は2480Mで単純高低差は260Mで、若干の上り下りを考慮しても400M程度なので体力的には全然余裕ですね
風が中々強く、まつ毛まで凍ってきていましたがガスが晴れそうだったので「晴れろ晴れろ晴れろ!」って念じながら15分程山頂で粘りました
徐々にガスが晴れて太陽の姿も見え始め・・・
晴れた!!!
少しガスは見えますが綺麗な雪化粧の蓼科山をハッキリ見る事が出来ました!
ガスは丁度北横岳にかかっていただけだったみたいで風でガスが動きだすと一気に晴れてしまいました
蓼科山は前方後円墳のような形が面白いです、まだ登った事が無いので今度登ってみたいですね~
北東側も佐久市方面が良く見えました、遠くに見えるのは浅間山でしょうか?
他の厳冬期雪山にも挑戦してみたいですが、流石にソロだとリスクを考えると無謀かな(;´∀`)
現在アウトドア仲間募集中です!
折角ガスが晴れたのでもう一度記念写真を別の人に撮ってもらいました(笑)
自称晴れ男の自分ですが、こういう時はやっぱり持ってるなー、と自画自賛してしまいます(∩´∀`)∩
絶景を満喫したので風から逃げるためにさっさと防風林まで撤退します
南峰まで戻ってくるとこちらも先程とはうってかわって茅野市を眺めることが出来ました
遠くにはおそらく南アルプスの入笠山が見えます
南峰を下って防風林まで戻ると風が無くなり一息つけました
林道もガスがはれたお陰で空の青と樹氷の白の綺麗なコントラストの綺麗な景色を見れました
後続の何グループとすれ違いながら、下りだったので10分かからず北横岳ヒュッテまで戻ることが出来ました
雪道は登りは歩きにくいですが下りはクッションになってくれるお陰でかなりテンポ良く歩けるので好きです(*´ω`*)
北横岳ヒュッテを抜けて坪庭まで戻ってくるとまた少しガスが出てきましたが、一面雪景色の坪庭も一望することが出来ました
ガスってた時は分かりませんでしたがかなり広く、山頂駅も見えました
晴れて、登山口もすぐそこなので余裕が出てきたのでボチボチ写真を撮りながら下ります
樹氷もこうして改めてみるとまるで雪の結晶みたいで面白いですね
坪庭まで戻ってくると綺麗な平原広がっていました、南峰はもう山の向こうです
無事にスタート地点の山頂駅まで無事に戻ってくることができ、戻ったころには看板の霜も溶けきっていました
行きは1時間かかったルートも帰りは45分で下山出来ました
雪山なのでコースタイムより時間がかかる事を想定していましたが、雪道も歩きやすくてラッセルの必要も無かったので体力的に余裕で終わる事が出来ました
北横岳は全体的に危険個所も無く、確かに雪山初心者にお勧めの山でした
ロープウェイを使う事で体力に余裕が出来ますし、なんならそのままスキーやボードをして1日遊ぶことも出来るので来年はバックカントリーにでも挑戦してみたいです
11:20に山頂駅に到着しましたが、チェーンスパイク等を外したりしているとなんだかんだで11:35になっていました
ロープウェイは20分間隔で運行しているので次に乗るとしたら11:40なので少しだけ時間がありました
山頂駅内に喫茶店も内設されているので景色を見ながら一息つこうかとも思いましたが、
特にお腹も減っていなかったので何も食べずにロープウェイで下ってしまいます
11:40発のロープウェイに乗りましたがまだ午前中だけあって下るのは自分のすぐ前を先行していた登山者の男性と観光客一組だけでした
麓駅まで戻ってとりあえず売店で山バッジをゲットした後フードコーナーを覗きました
カレーライスで1000円と、やはりスキー場だけあって中々の強気価格です(´_ゝ`)
昼ご飯を食べる前に一度バス停の位置を確認するために外に出ました
駐車場の気温も氷点下だとは思いますが太陽が出たおかげで雪も少し溶け出していました
バス停を探して少し歩くと駐車場の出口付近に停留所がありました
ここがバス停かーと思って予定していた13:05の時刻表を見ると謎の▲マークが!?
よく読むと13:05は土日のみ運航しているらしい。
休日登山だったので無意識にいつもと同じ土日だと思っていましたがこの日は年末休みで木曜日!バスは無い!
(; ・`д・´)
続きは次回の本栖湖キャンプ編で!
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