こんにちは、10月24日から27日までアウトドア旅行に行っていたわけですが、今回は前回のキャンプをした翌日26日の金峰山登山の記事です!
今回のアウトドア旅行当初の予定は金峰山小屋泊予定で瑞牆山と合わせて100名山2制覇して登るつもりでしたが
事前に小屋に電話をしたところ、台風予報の影響で営業予定は無いという事で予定を変更して甲武信ヶ岳と金峰山を別に登ることにしました
甲武信ヶ岳と金峰山は縦走ルート上にあるので縦走プランもありましたが車の回収が半端なくめんどくさそうだったので今回は却下しました(;’∀’)
24日の晩は笛吹市のパインウッドキャンプ場でテント泊をして翌日25日に登ろうかと思っていましたが、朝から雨予報だったので予定を変更して山梨観光をしていました
雨降りながら八ヶ岳リゾートでColumbiaのフリースを買ったり、サントリーのアルプスの天然水工場見学をしてもなんだかんだアウトドア旅っぽい観光をして楽しんでいました
観光の後は2日連続のほったらかし温泉に行き(笑)、カレーライスに温玉揚げを入れて(゚д゚)ウマーした後、登山口となる大弛身峠に向かいました
大弛身峠へは国道140号線から1時間以上真っ暗な山道を運転するので地味に疲れました、
しかも標高2,300m辺りから前日までの情報に無かった路面凍結が発生していて、車もノーマルタイヤでスリップ警告出てヒヤヒヤしながら数百メートル進みました(;’∀’)
大弛身峠に到着した時は自分以外に2台停車していました、車の温度計は-5℃となっていて想像以上に寒かったです
大弛峠北側からの道からでもアクセス出来るらしいですが南に比べて荒れているらしく、この時は台風の影響で通行止めになっていたみたいでした
しかし、空を見上げるとまさしく満点の星空が見えました
こんなこともあろうかと三脚を積んでいたので寒い中頑張って星空を撮ってみました
一眼レフで露光時間を長くして撮影しているので肉眼でここまで見えるわけではないですがとても綺麗でした
個人的には去年の八丈島を抜いて今までで一番星が沢山見えました
こちらの写真中央右にはオリオン座がハッキリ見えますね、星空撮影はまだそれほど経験が無いですが中々綺麗に取れて満足です(∩´∀`)∩
大弛峠は富士5合目に次いで2番目に標高の高い一般道で、山の中にあり、雨が降った後の快晴だったので星空撮影の条件としては相当良かった日だったのだと思います
金峰山小屋泊だと熟睡してこの景色が見れなかったかもしれないと思うと、雨が降ったのもラッキーだったと思います(笑)
外気温が氷点下だとカメラのバッテリーがどんどん減ってしまうのでひとまず撮り終えた後は車に戻ってシュラフで凍えながら寝ました
翌朝は5:30に起床、まだ周囲は暗く気温もかなり低かったので車中でお湯を沸かしてコンビニで買った「吉田のうどん」とおにぎりで朝食です
吉田のうどんは普通に美味しかったです、しかし寒すぎておにぎりがほぼベータ化していて固い(笑)
仕方が無いのでうどんの後に投入して雑炊にして美味しくいただきました
6時頃になると太陽は見えませんが少しずつ空が明るくなってきたのでゴソゴソと準備を始めました、その頃には続々と他の車も集まり始めていました
明るくなってから改めて大弛峠を見回すと車は30台程度停めれそうなスペースがありました、バス停やチップ制のトイレもあり、直ぐ近くに大弛峠小屋もあるみたいでそこそこ充実している場所のようでした
自分も準備を終えて6:30に大弛峠を出発しました、路面が凍結状態で暗くて登山道の状態も分からなかったので今のうちに10本爪アイゼンを装着しておきました
天候は見ての通り快晴!、降水確率も10%で雨の心配は全く無さそうでしたが雨具は勿論持っていきます
峠から登山口はすぐ目の前にあり、入ったすぐの道は若干急になっていて折り返しながら進みました
登山道は整備中らしく、旧コースと新コースがありましたがガイドロープがあるので迷うことなく新ルートで進めました
30分も歩けば折り返しの登山道を抜けて朝日岳に続く稜線に出ました、稜線と言っても樹木で覆われているので遠くまで景色はみえませんでしたが
朝日も昇り始めて気温もどんどん上がってきてフリースも脱いでしまってインナーと長袖トレーニングウェアとウインドブレーカーで十分でした
朝日で気温は上がっていましたがまだ雪が溶けるほどではありませんでした、足元の水たまりも凍っていたのでチェーンスパイク程度は装備しておかないと危なそうでした
自分はこの時10本爪アイゼンしか無かったですがちょっとオーバースペックでした(;’∀’)、ピッケルも車に積んでありましたが持っていかず、結局ストックだけで十分でした
林の隙間から冠雪した富士山が遠くにちらちらと見えましたが、いまいち良い撮影スポットが見つからずもどかしかったです(;’∀’)
大弛峠から30分程度で朝日峠に到着し、朝日峠からまた30分程度進むと大ナギという名前の見晴らしの良いちょっとした岩場に出ました、
岩場は浮石はありませんでしたが凍結してそうな場所もあったので注意しながら進みました
大弛峠からのルートは積雪していても歩きやすく、天候も最高だったので前回の甲武信ヶ岳から打って変わって最初からご機嫌で進みました
岩場を過ぎると朝日峠に到着しました
朝日岳からは鉄山、金峰山、そのさらに奥には八ヶ岳も良く見渡せました
朝日はかなり昇ってしまいましたがまだ8時だったので一応朝日岳から朝日を見た、という事にしておきましょう(;´∀`)
肉眼でも見えますが望遠レンズで改めて見ると5丈岩の大きさが良く分かりますね、因みに金峰山山頂は5丈岩では無くその手前の岩場の辺りにあります
朝日岳からやっと富士山の全景を拝むことが出来ました、富士山は剣が峰まで登りましたが山頂が雲に隠れてない綺麗な富士山を見るのは初めてでした
ちょっと遠かったですがちゃんと綺麗な富士山を拝めて内心興奮してました(笑)
朝日岳からはまた一度下ってから鉄山山頂付近まで登ってからまた少し下ってからまた登るという嫌なアップダウンの道になりました
勾配自体はさほど急では無いので危険は感じませんでしたが登ったり下りたりするのは無駄に疲れて嫌になりますが、アップダウンを乗り越えて岩場に出たら金峰山山頂まであと少しです!
山頂付近の岩の上から大弛峠穂面を見るとさっきまでいた朝日岳も良く見えます、さらにその向こうには車で登ってきた道路も見えました
岩場に到着した時は先に駐車場を出発した方々が休憩されていました
実はこの写真を撮っている岩の上はルートではなく、岩の直ぐ北側にちゃんとしたルートがありました
遠くから休憩している人が見えたのでこれがルートだと思って頑張って岩の上を進みましたが途中から進めなくなっていて引き返す羽目になりました、
しかもここの岩場の隙間は結構大きくて子供ぐらいは落ちてしまうような場所もあったのでルート上でこの付近だけは注意が必要でした
ちょっとだけルートを間違えてしまいましたが無事に金峰山山頂に到着!、同じタイミングで登頂したおじさんに撮って頂きました
背後には冠雪した八ヶ岳も見えます、
山頂付近から5丈岩の方を見ると富士山も合わせて良く見えました
余裕があれば5丈岩も登ってみようかと思いましたが、大きさを見て一目で諦めました(;’∀’)
ひとまず目的の登頂は果たしたので次は山バッジをゲットするために金峰山小屋に向かいます、小屋は山頂から北側に少し下った位置にあり、
小屋の手前に大きな岩とその上にケルンがあるのが目印です
奥には冠雪した八ヶ岳、手前には瑞牆山らしき岩々した山が見えました
瑞牆山も百名山なので一度は登ってみたいですが瑞牆山の為だけに関東まで来るのは難しいかな・・・
金峰山小屋は山頂から北側に15分下った場所にあるみたいですが倍の30分も掛かってしまいました
実はこの時点で山と高原地図上のコースタイムから30分以上遅れてて結構焦っていました
道中は割とペース良く進んだつもりでしたが景色に見とれて写真を撮ったり、山頂の付近のルートを間違えた影響もあったと思います
金峰山小屋は山小屋にしてはかなり新し目な外装に見えました、元々小屋泊予定だっただけに想像以上に綺麗で少し残念でした(笑)
小屋の別棟にあるトイレはチップ制になっていたので小銭が必要でした、スッキリした後は小屋の方にバッジを買いに行きましたがこの時は誰もおらず、鍵は開いていたのでお邪魔しました
支払いは小銭が入った容器があるのでセルフサービスで支払うみたいでした、販売価格は山小屋価格の中でもちょっと強気!?
24日に戻りますという書置きはありましたがこの時点で書置きがあるということは多分数日間は誰も居なかったのでしょう
金峰山小屋泊を検討する際は事前に予約しておかないと、もしも登り切ってから小屋に誰もいなかったら危なそうです
小屋で山バッジをゲットし、トイレも済ましたので大弛峠を目指すためにまた金峰山山頂を目指します
小屋から山頂側を見ると結構距離があるのが分かります果たして本当にコースタイム20分で登れるのか疑問です、
山と高原地図を使っているとコースタイムと実測でビックリするぐらい大きなズレが出る時があるので、登山ルートを調べる時は他の人の情報も参考にした方が良いと思います
金峰山山頂を出発する頃には完全に日が昇って気温もかなり上がっていました、同時にルート上の雪も殆ど溶けて帰りはチェーンスパイクも全く必要なさそうでした
凍結でスリップする心配は無くなった代わりに登山道がかなりぬかるんだ状態になってかなりドロドロになりながら歩きました(笑)
帰りは7,8グループぐらいの方とすれ違いました、だんかんだで金峰山は人気の山らしく平日でも合計30人くらいの登山者に合った気がしました
13:00頃に戻った駐車場も満車になっていて道路の凍結も完全に溶けていたので安心して下ることが出来ました
大弛峠から金峰山に登るルートは登りと下りが入交りますがスタートが標高2360mなので高低差はさほど感じませんでした
ルート上の危険個所も山頂の岩場以外は殆ど無く、綺麗な山小屋もあって稜線から見える景色も抜群に良いのでオススメです
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